筏師の道とは、筏師が筏を下した後、村まで帰るために歩いた道です。今回ご紹介する不動峠は、それだけでなく、紀州と奧大和を繋ぐ道として、多くの人々が行き来したと言われています。当時の雰囲気が感じられ、人々の生活を想像しながらここを歩くと、タイムスリップした気分になること間違いなしです。
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氏名:田岡正光さん
居住地区:北山村七色地区
趣味:山歩き(週に3回は歩きます)
仕事:元々役場職員として定年まで働かれていた。定年退職後、筏師の道を広めるため、ガイド活動に従事されている。
筏師の道ウォークスタート
出発地点は、不動バイパス(北山村と下北山村を繋ぐバイパス)の途中にあります。
筏師の道を歩く!
この道は、その昔、生活道として頻繁に歩かれていたらしいですが、現代の我々にとっては、少し険しい道だと感じました。
- 狭くて急な坂を歩きます
- 冒険している気分です
しばしの休憩です。
木洩れ日が差しており、癒されます。
それにしても、昔の人々は、隣村に行くにもこのような道を通らないといけなかったのですから、すごいですね。
- どうやって組み上げたのか?立派な石垣です。
- お昼ご飯まであと少し!
木が倒れている下をくぐり抜けると、そこは下北山村に入ります。
お昼休憩から
ブルーシートを引いて、皆で団らんしながら、ご飯をいただきます。
ここには昔、茶屋が建っていたそうです。
こんなに山奥に茶屋があるとは、驚きです。
- 山で食べるご飯は格別に美味しいです。
- 茶屋の横には、今は倒れてしまっている不動地蔵堂が。修復に向けて動き出しております。
これからは、下北山村を歩きます。
下りが中心になります。
- このような道をひたすら下ります。
- スリルのある橋を渡ります。
感想
今回この道を歩いてみて、当時を想像して、雰囲気を感じることで、タイムスリップしたような気持になりました。
ガイドの正光さんは、こう言います。
「この道を歩き続けることで、道を保つことができます。そのためには、多くの人にこの道を知ってもらいたいんです。」
歴史を感じられるこの道を、残していくのは若い世代にかかっている、と感じました。
ぜひ、北山村を訪れた際には、不動峠を歩いてみてください。