日本唯一の北山川観光筏下り。まさに「自然のジェットコースター」という表現がピッタリ当てはまる、都会では絶対に経験のできないアクティビティです。今回は、そんな筏下りの模様をお伝えいたします。
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紹介人
氏名:所和宏
出身:岐阜県
筏師歴:8年(令和元年時点)
移住歴:和歌山県新宮市出身の奥様との結婚を機に、北山村へ移住して筏師となった。3児のパパである。
筏下り乗り場へ
- バスに乗り込みます。
- イエィ^^地元の北山村を知り尽くした運転手さんです。
スリル満点のトンネルを越えます。
筏が見えてきました。
壮大な大自然と、筏での冒険が始まるワクワクした気持ちが、アドレナリンを放出させます。
筏出発
バイバーイ
と後続の筏に手を振って、出発します。
出発して早々、音乗りという急流が現れます。
所さん「昔から、音乗りは危険な急流のため、後継ぎの長男は乗せられず、弟が乗っていたという逸話があり、その名前の由来となったんだよ。」
と伝えてくれました。
そんな激しい急流が突然現れるとは…
ドキドキしてきました。
- 緊張の瞬間!すごい落差です。
- 腰辺りまで水に浸かりました。スリル満点!まさに「自然のジェットコースター」です!
筏師の技術
- 岩の間に檜の棒を挟み込み、てこの原理で筏を前方へ進めていきます。筏師は、体力のいる仕事です。
- 櫂で漕ぎます。一人前に漕げるようになるまでには、約1年かかるそうです。
最も重要なのが、お客さんとのコミュニケーションらしいです。北山村を知り尽くした筏師だからこそ話せる話しがたくさんあり、それでお客さんに楽しんでもらえると、とても嬉しいと所さんは言います。
溢れるお客様の笑顔
もはや、語る必要のない、たくさんの笑顔をいただきました。
急流を下る
筏下りは、最初に紹介させていただいた音乗りを含め、9か所の急流があります。
様々な種類の、スリル満点の急流を下ります。
- 音乗りの急流は、コースで最も落差があります。
- 比較的穏やかですが、長く続く急流です。
最後の急流は、
ほぼ直角に曲がります。
動画は
コチラ。
こんなカーブを曲がれる、筏師の技術には驚きました。
筏下り終了
その後、計9つの激流を下り、約70分間の筏下りは終了です。
筏から降船し、バスで観光センターに戻り、全行程終了となります。
感想
筏下りは、大自然の中を進む「自然のジェットコースター」です。
自然の中で、生かされているのは人間の方なんだということを強く感じました。
また、そんな厳しい自然と共生しながら、長年培ってきた伝統の筏師の技術には、感動させられました。
筏到着後のドラマ
ふと上を見上げたお客さん。
「あれ何ですか?」
その先には…
これは、川から筏を吊り上げる機械です。
実は、筏は毎回解体して、川から吊り上げるのです。
筏が吊り上げられているのが分かると思います。
まさに、空飛ぶ筏。
この作業は、筏下り到着地点で実施してますので見学可能ですよ。
もしタイミングが合わなかった場合は、一度観光センターに戻った後、自家用車で行っていただくことをおススメします。